働き方改革成功の秘訣は「スタートしたら、トップは〇〇」

11月22日に岩手県盛岡市で、「働き方改革実践企業 最終報告会」に参加してきました。岩手県では今年度県内3社をモデル企業として、㈱ワーク・ライフバランスのコンサルタントによる指導を受けながら働き方改革を実施してきました。5月にキックオフ、8月に中間報告会、今回は最終報告会ということでおよそ半年取り組まれてきた成果を各チームが報告するというものです。

今回は、ビールの製造、販売、飲食店経営を行っている「ベアレン醸造所」、調剤薬局を営む「スタイル薬局」、冷蔵設備や空調設備の施行保守などを手掛ける「信幸プロテック株式会社」からの報告で、それぞれに業種も従業員構成も異なるなかで、3社の発表を聞いているとある共通点が浮かびました。

3社とも働き方改革の掛け声はトップが行っていますが、活動は現場主導であり、トップからあまり末端の社員に対して活動の口出しをしていないのです。もちろん、中間管理職にあたる方々には、色々とお話になることもあったそうですが、基本は「見守る」姿勢で半年の活動を支えてきたということが印象的でした。

私自身も経験がありますが、必要以上にトップが末端に口出しをして、やり方などを指定してしまうと、確実に!本当に確実に!やる気を奪ってしまいます。(私は口の悪い社員だったので「じゃ、あんたがやれよ!」と言ってしまったこともあります。若気の至りですね・・・)ぐっと口を出したいところを堪えられるかどうかが、働き方改革成功の分水嶺です。

働き方改革、成功の秘訣は「スタートしたら、トップは見守る」これが鉄則ですね!