キャリアビジョンセミナーに参加してきました!

はじめまして!4月からあおもり働き方研究所に仲間入りさせていただきました、赤石です!
うっかり者ですが取り柄の素直さと真面目さでカバーしていきたいと思っております。
これからどうぞよろしくお願いいたします!

今回は2018年7月28日に行われた「女性のためのキャリアビジョンセミナー 10年後のビジョンの描き方 ~人生100年 女性の生き方・働き方を考える~」についてのレポートをお届けします。
講師は小安美和さん(株式会社Will Lab代表取締役)です。

キャリアビジョンセミナーや小安さんに関しては所長の過去記事がわかりやすいのでこちらへどうぞ。
10年後のことを言ったら誰が笑う?

・今回のセミナーについて
今回のセミナーは毎年青森県で開催されている「奥入瀬サミット」に登壇・参加された方、それをきっかけに起業した方などが登壇されていらっしゃいます。
わたしがお邪魔したのは八戸会場ですが、ほかにも青森市と弘前市でも開催されました。
それぞれ小安さんの講演のあとにロールモデルセッションを行い、参加者全員でワークショップを行うという流れです。
このロールモデルが各会場で違い、青森会場は外崎真由美さん(株式会社Make Mii代表取締役)、弘前会場は小澤真希子さん(青森銀行 県庁支店 支店長)、そして八戸会場は我らが所長、北梨恵さんです!
八戸会場の参加者は20人ほど。3~4人でひとつのテーブルを囲み、小安さんのお話を聞いたり一緒にワークをしたりしました。

・いよいよセミナー開始!
セミナーの副タイトルにもなっていますが、いまは「人生100年時代」と言われており、なんと2007年以降に日本で生まれた子どもの半分は107年以上生きることが予想されていると言うのです。
それにともない、今までの「教育→仕事→引退」という考え方が崩壊すると言われています。(このあたりのお話はリンダ・グラットンさんの「LIFE SHIFT」という本をぜひご一読ください)
人生が長くなると、いま自分が就いている仕事が定年まであるとは限りません。むしろほとんどの仕事がなくなってしまいます!
これからは都度学び直し、マルチステージで働くことが必要になっていきます。
では実際にどう働いていくのでしょうか?
小安さんの経験や失敗を元に自分はどう働くか、どう働いていきたいか、その「Will」の見つけ方を学んでいきました。

・モチベーショングラフを作ってみよう!
小安さんのお話とワークはどれも大変興味深く、みなさんに全てをお伝えしたいのですが、長くなってしまうので今日はひとつだけ、「モチベーショングラフの作成」についてをシェアしたいと思います。
小安さんは、新聞社で働いた充実した5年間、結婚して夫の海外赴任で一緒にシンガポールへ行き、「駐在員の妻」という立場が邪魔をして働けなかった専業主婦時代、離婚や再婚、不妊治療などありながらそれでも働き続け、2016年には「株式会社Will Lab」を設立し、ライフステージが変わっても働き続けたい女性を支援していらっしゃいます。
そんなご自身の働き方について小安さんは、「子ども時代に父が事故で重傷を負い、専業主婦だった母が『お母さんは仕事がないから、お父さんが死んでしまったらどうしよう』と言ったことがきっかけだった」と話します。
そして、働き続けるうえで「自分はどんな時にモチベーションが上がるのか?」を知ることが大切だと考え、モチベーションを視覚化した「モチベーショングラフ」を作成します。
横軸に年齢、縦軸の上がプラス、下がマイナスとして、例えば結婚を機にグラフが上がったり、専業主婦になってグラフが下がったりします。

このようなグラフを作成し(何があって上下したかも書き込みましょう!)、モチベーションがどんな時に上下するか、その共通点をグラフから3つ見つけ出します。
ワークショップの時間でわたしも実際に自分のモチベーショングラフを作成してみましたが、わたしの場合は、「やりたいことができているとき」「話し相手がいるとき」「新しいことに挑戦するとき」にモチベーションが上がるのだと気づくことが出来ました。
自分がどんな時にモチベーションが上がるか分かると、働き方の選択肢がグン!と増えるような感じがします。
(所長のモチベーショングラフは赤裸々すぎて!ここでは書けません笑)

・Will&Vision
自分のモチベーションを知ることが出来たら、今度はそれを元にビジョン実現までのマイルストーンを置きます。
お金や時間の縛りがなかったら何をやりたいか?
モチベーションを保ちながら20代でやりたいこと、30代でやりたいこと、40代でやりたいこと…付箋に書いてペタペタ貼っていきましょう!
例えば「自分のペースで」「東京に住む」「ジムに通う」「家を建てる」などなど…
明確に言葉にするとどんどん「ビジョン」が見えてきます。
わたしも「ああ、自分は本当はこうなりたかったんだな、こうしたかったんだな」という「ビジョン」が見えてきました。

ビジョンが見えたら、最後にその明確になったビジョンを叶えるために「今日からできる”Will”」を宣言しましょう。
会場では画用紙に書いて全員の前で発表しましたよ!
参加者のみなさんもそれぞれ「笑顔を増やす」や「思ったときにすぐに行動する」など、今夜からすぐに出来る「Will」を発表していきました。
わたしのビジョンには常に夫がちらついていたので、「わたしのWill」として「夫と話す」を宣言させていただきました。(恥ずかしながら、普段相手の意見を決めつけてあまり会話をしていなかったので)
少しづつではありますが、より良い未来に向かって話をし始めています!

・最後に
小安さんはビジョンの実現について、次の3つが必要だと教えてくださいました。

1)Self Awareness(深い自己認知)
2)Will&Vision(ありたい姿の明確化)
3)Network(励ましあい、切磋琢磨する仲間)

みなさんもこの3つを意識してぜひ自分の「Vision」そして「Will」を見つけましょう!
そして「人生100年時代」を自分らしく生き抜きましょう!